『笑日記』
ビンテージ自転車オークション!
長年、ご愛好いただいているお客様から4,50年前の自転車を2台委託されております。
自転車というのは、普通に乗っていてもそう壊れるものではありません。
雨に濡れないところにおく。事故に遭わない、ぶつけない。定期点検はする。
基本的なことをしていれば何十年と乗ることができます。
実際に今でも30年以上乗っていただいているお客様はたくさんいらっしゃいます。
そうすると、自転車の買い替えどきは?となるのですが、なかなかないんですよね。
特に、PGで販売している自転車はシングルスピードのものがほとんどです。
余計、壊れません(笑)。どんどん愛着が湧いてくるんですよね。
そんな形で委託されたのが今回の2台です。まだまだ乗れるけど、置き場所がない。
そんな2台。どなたか乗っていただければと思います。
無償でということでしたが、殺到したら決めかねるため、オークションにしました。
是非、参加してみてください。
感謝!感謝!!
いつもブログを読んでいただきありがとうございます。
もちろん、こちらではどなたが読んで頂いてるのかわからないのですが、
お店に来られた方がブログ見てます!と言ってくださるととてもとても嬉しいです!
PGで販売している自転車は、ネットで販売しても良さが伝わりにくいと思っています。
この自転車は説明して、やっと初めて良さがわかり納得して買っていただけます。
販売している自転車の良いところは、たくさんたくさんあるのですが、最終的には、この自転車を相棒にすることによって
今まで見たことのない経験や感じたことのない風、香り、そして相棒と共に過ごす時間を楽しんでいただきたいのです。
それは世界で一台だけの自転車だから感じるものも変わってくるんだと思います。
悩んで悩んで決めた色、パーツ、全てが持ち主そのものです。
私は、気持ちで販売していると思っています。通り一辺倒な販売ではなく、できる限りお客様のご要望にお応えしたいのです。
たかが自転車、けど、されど自転車です。今までの自転車の概念を取っ払うような自転車をこれからも販売していきたいと思っています。
何だか、熱くなってしまいましたが、書き出すと溢れてきました(笑)
夢を追いかけて
先日自転車をご購入いただいたお客様から、写真を送っていただきました。
お客様は20代前半。関東から大阪へ建築の勉強も兼ねて出てこられたということでした。
なぜ、PGに来てくださったかというと、『緑色の自転車が欲しかった』という理由でした。
どこの自転車店に行っても緑色の自転車がなく、『それなら塗装するしかないんじゃない?』と言われたそうです。
自転車で輪行されたいとのこと(輪行とは、輪行(りんこう)とは、
自転車を折りたたんだり分解したりして専用の袋に入れ、電車やバス、飛行機などの公共交通機関で移動させること)
PGで作っている自転車は前輪が取り外しやすいものではなく、ナットでしっかり留めているものです。
組み立てにも取り外しにも時間がかかります。それをご了解いただき、納車時は輪行袋に入れる方法などを伝えて、
お渡ししました。
輪行での最初の場所は小豆島。3ヶ月働きながらいろんな場所き自転車で行き、建築物を周られるそうです。
小豆島は昔キャンプでよく行っていました。自然がたくさんあり、時間がゆっくり流れている感じがするんですよね。
行けばもっと元気になれる場所。自然に溶け込める場所。島と海は私の一番のパワースポットかもしれません。
少し話はそれましたが・・・(笑)
そんなところで3ヶ月。ほんと羨ましいです。そして、夢を追いかける姿に感動します。
これからいくつもの壁があると思います。それを越えてもいいし、くぐっても遠回りしても良いから、
少しずつ夢に近づいていってくれれば良いなあと思います。
がんばれ!!!
一気に秋感
昨日は久々にエアコンなしで寝ました。
何日ぶりだったでしょうか。暑さ寒さもお彼岸まで。と言いますが、
そもそもお彼岸っていつ??
→お彼岸は春秋の年2回あり、「春分の日・秋分の日を中日とした7日間」がお彼岸の期間。そして、毎年決まっていない。
決まっていない?なぜ?
→春分の日と秋分の日の具体的な日にちは、天文学的に割り出されているため毎年変わる。
調べてみましたが、私がここに簡単に書けるような内容ではありませんでした(笑)
気になる方はこちらをお読みください。
https://www.nao.ac.jp/faq/a0302.html
色々と言葉の裏側には理由や根拠があるんですね。
自転車が気持ちいい季節です!
秋を楽しみましょう!!!
Pashley完成まで 3
お客様は、イギリスの紳士を思わせる方。
いつもハットをお持ちになり、パリッとしたスーツに雨の日はロングブーツ。
カッコいい雰囲気はお人柄にも表れていていつもニコニコ。
そんなお客様にはこだわりもあり、『この自転車は男性用なので普通はバスケットをつけないんだけど、便利だからつけてくれる?』
とのこと。早速、自転車の卸先に連絡し、この自転車に合うキャリアを探してもらう。
しかし、レディースタイプの自転車には合ったキャリアはあるものの、このタイプに合うキャリアはない。
タイヤは28インチ。前にはライトもあり、既存のキャリアはどれも合うものがない。
となれば自分で考えてバスケットをつけるしかない。
いつも、前かごをつけるときは苦労をする。昔のファイバーボックスをつける時も、最終的にはDIY作業になる。
父が、『できひんものはない、できひんなら自分で作るんや!!』そんな考えで今までやってきた人なので、
それをいつも思い出す。そう、できないことはない。できるはず!!
ということで、スタート。お客様が今付けておられる方法を参考に今あるパーツでやってみる。
頭の中でパズルが完成し、正解が見つかったときは最高に楽しい。
そうなると、ボルトの長さ、ボルトの場所までこだわりが出てくる。
今回つけたバスケットは30年ほど前にPashleyから直接仕入れをしたもの。
一つ一つ、手作りで作られているため、個体差がある。
今回のバスケットには取り付け用の穴が背面にあった。
なんと、その穴が真ん中ではなく、右にズレている。それも結構なズレ方。
これは私が気になる。。。ということで、バスケットの補修。籐を編み込んで、わからないように細工。
そして、籐のバスケットを付けるときに一番大切なこと、それは籐を傷つけないようにすること。
乾燥していることが多く、ボルトなどを入れようとするとすぐに藤が折れてしまうのだ。
なので、ここは焦らず1日等を水に浸けておく。そうすると柔らかくなり作業しやすくなる。
そんなこんなで時間はかなりかかったが、いい出来に仕上がった!!
お客様にも褒めていただき、私も大満足!またまた、楽しみができました。とおっしゃって頂けた!
ありがとうございました。