OGK 工場見学
OGK技研見学 https://ogk.co.jp 2021/9/28
MUNIやUrban Ikiでいつもお世話になっているOGKさんへ工場見学に行ってきました!
東大阪に二つの工場を持たれているOGKさん。今回は二つの工場と本社に訪れました。
MUNI:自転車パーツ&アクセサリー | MUNI(ムニ)公式サイト (ogk.co.jp)
Urban Iki:自転車用チャイルドシート | Urban Iki by OGK
まずは水走工場から。。
こちらは主に、チャイルドシートを作っている工場です。
まずお話いただいたのが、リサイクルについての考え方、また取り組みでした。
製造したパーツを人の目でチェックし、不良品となったものや製造工程でできた最初の3個は
品質が安定していないという利用で廃棄箱に入れられます。
その廃棄されたものはこの機械に通され、溶かす→冷却→線状→粒状となりまた、再利用されます※。
こういったことも6年前からされており、SDGsを意識した取り組みがなされています。
(※商品によって配合できるものに使用されています。)
不良品ラック 粒状になったもの
樹脂の粒と着色の粒を機械で決められた値で配合し、パイプで自動的に成型の機械に移されます。
ここでは出来たパーツにヘッドレストのクッションを圧縮して装着しているムービーです。
当日はPALM GARAGEにも置かせて頂いている、Urban Ikiが作られていました。
この後、ヨーロッパの方に輸出されるそうです。
パッケージまでかわいいUrban Ikiです!
こちらの工場では成型の時に窒素ガスなどを入れてクッション性の高いシートなどを成型しています。
原料も少し柔らかめの粒でした。 配合によって硬さ、柔らかさが決まるようです。
グリップを作っていらっしゃいました。
この白のグリップ、MUNIのMAGNET STANDと同じ原料で作られています。
このグリップの原料は、一般的なグリップと比べて原料価がどれくらい高い思われますか?
実は白のグリップの方が3倍も原料価が高いのです。
この白のグリップはミラストマーという原料で、MUNIグリップに使われています。
滑らかな手 触りのグリップで大変、意匠性が高いグリップです。
もうすぐ、この原料でMUNIとコラボレーションしたグリップを販売しますので、お楽しみに!!
最後は、試験室に案内していただきました。
ここでは全ての商品の検査が行われています。
実際の道路の凹凸などを再現し取り付けたシート やカゴに問題はないか、
チャイルドシートは左右 に10回以上倒し、子どもの頭を保護できているか、
また、ー20~60度の温度に耐えられるか。 紫外線に耐えられるのか。
だから、OGKのグリップは太陽の下に置いててもベタベタしないんですね。
定められたSG基準はもちろんのこと、厳しい社内基準もある ため、どちらもクリアしないと商品として成り立ちません。
春の繁忙期に向け、12月からは夜勤も入り工場がフル稼働だそうです。
海外で生産して輸入する企業が多い中、OGKさん日本で生産されています。
このような企業がこれからも継続し、逆に増えていってくれることを心より祈ります。
1ヶ月前から予定してくださっていた工場見学。
各パート担当の方がいらっしゃってとても丁寧に教えてくださいました。
皆さん、気さくでご自身の仕事に誇りを持ち働かれている様子が印象的でした。
お忙しい中、ご対応いただきほんとに感謝です。ありがとうございました!!